事前の耐震補強は転ばぬ先の杖である
一般財団法人「日本耐震診断協会」では、依頼された耐震診断の結果を踏まえて、倒壊する可能性のある建物に対して、倒壊を防止するにはどうすればよいかを提案してくれます。
そのための設計を耐震補強設計と云います。
耐震補強とは、建物の堅さや粘り強さを加えて建物の必要な性能を確保することです。
補強工事には、後打ち壁の増設や鉄骨枠組補強、外付け鉄骨補強、それに免震構造化や制震機構の組込など、他にも様々な工法があります。
耐震診断の結果によっては、これらの工法を複数組み合わせて行うこともあります。
耐震補強する場合、建物の築年数や使い勝手などにより工事の費用や工期が変わってきます。
耐震診断の結果補強する際は、工事の費用の一部を区や市などから補助してくれる助成金制度があります。
日本耐震診断協会とよく似た名前を騙って訪問し、格安の見積りで工事を請負、付帯工事が有ったと云って高額な金額を請求する業者がいます。
くれぐれも注意してほしいとのことです。